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谷口 和正 油絵で見る日本の風景
Japanese Landscape Oil Painting by TANIGUCHI Kazumasa







 

日頃見慣れた風景の中で或る日突然更地の出現に気付く時、以前そこにどんな建物が在ったのか等もう思い出せない。おそらく世間の記憶からも消えてしまってるでしょう。子供の頃見た日本の風景。当時はずっとこのままが続くと思ってました。今描いて残しておかねば無かったことになるだろう風景を子供時分の記憶を辿りながら描いてます。

残された時間を考えると、後世に伝えるべき風景と幼い頃の残像や思い出、頭の中に有るものを全て絵にしておかねばという年齢になりました。


略歴

1957年 兵庫県生まれ
   1981年 信州大学農学部卒業
        1998年 真砂美塾入塾(~2005年)
       以降 各地のデパート・画廊で個展開催

   
個展の予定
 

   
【2024年】    

       ■2024年1月17日~25日            
   於 奈良近鉄百貨店

  ■2024年6月              
               於 大阪梅田阪神百貨店(画商都合により中止)
 

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◆本ページ中(個人蔵)(法人蔵)(団体蔵)と記載のものは譲渡済作品、それ以外は在庫作品です。


   




                「春の煌き野焼きの煙」WSM

 
                    兵庫県 猪名川町
 
蓮華草の花咲く頃になると子供の頃を思い出します。日曜日の遊び場は必ず田圃でした。雲雀がさえずりカエルやバッタが跳ねる草むらも映像や匂いがを今でもシッカリ頭に焼き付いています。
「あれ・・・?」(個人蔵)3号
               「弓ヶ浜にて」(個人蔵)15号
 
                   鳥取県 米子市
 

防風林だろうか、松林の続く幹線道路を走っていると林の途切れから一瞬非日常的な風景が目に留まった。引き返して砂地の小道を海へと向かうと昔の日本にタイムスリップしたかのような光景が広がっている。近くに居た漁具の繕いをしている男性に訊いてみると、もうこの近海では魚が獲れなくなり相当沖合に出なければならなくなったとの事。数年後再び訪ねてみると、船はその場で身じろぎもせず自然に還る途中であることが理解できた。

「精神(こころ)の解放」 3号

 
偶にこう云う現実離れしたモノを描くと心も身体もほぐれる思いがする。寒い日の湯舟、炎天の日のエアコン・・・みたいな。
「夕暮れの停車場」(個人蔵) W3F
 
兵庫県 猪名川町
                 「あの日に帰りたい」 4号
 
                      大阪市
                         
 幼い頃の思い出の風景に大阪の下町がある。当時とは随分雰囲気が変わったけれど、夕刻の環状線から見る風景にはやはりノスタルジーを感じる。この木津川河口付近も叔父に車でよく連れて行って貰った工場地帯の風景。どちらもユーミンブランドの曲が脳裏に流れる風景です。
「錦秋のまほろば」(個人蔵)30号
 
奈良(明日香村より當麻方面を望む)
「翡翠の凪」3号
 
兵庫県 神戸市

早春の舞子の海。空気は未だ冷たいのに春の匂いが漂う。淡い翡翠色の凪の朝。
                 「木守り」(個人蔵)8号
 
                   兵庫県 篠山方面
 
勤め人の頃、頻繁にゴルフに誘われ早朝から遠方に車を走らせていた時期がある。冬の丹波路を走っていて頭に残り続けていた記憶を頼りに描いてみた。その幻想的な残像を何時かは絵にしたいと思っていたので・・・もう30年以上も前のこと。

                    「人生」10号
 
曽根崎の地域猫。ビルの谷間で虚ろに遠くを見つめる眼差しは、何となく人生の来し方を振り返っているかの様で自らの心境と重なり合う。色とりどりのイルミネーションの光は走馬灯のように蘇える記憶。

                 「初夏の翠苑」15号
 
                 大阪府 豊能郡 能勢町
 
大阪府最北端に位置する能勢町。心安らぐ日本の原風景が未だ残る地域。新緑の林は栗畑か。銘酒も育む里山。
「陽春符」(個人蔵)6号
 
奈良県 明日香村
              「引き潮時」(個人蔵)15号
 
                   大阪市(淀川)
 
阪神本線淀川橋梁。実際には橋の向こう側には阪神高速が並走している。昔と違って川の水は驚くほど透明度が高い。この汽水域ではウナギや蜆などの漁も行われていて近在の料亭などに引き取られていると聞く。或る日の午後、2号線の橋の上から干潟を歩く人影が見えたので注意深く見てみると何やら袋をさげている。片方には小さな熊手を持っているので多分蜆採りだろう。漁協もあるとの事。密漁の疑いを掛けられぬ様気を付けましょう。
「桃源」(個人蔵)10号
 
香川県 綾歌町
「水に挿した花」SM
 
 神戸北野の洋館にある少女像。翡翠製でムソリーニから贈られたものだと説明を受けた。実物はもう少し表情が幼い。冬の暮れなずむ空。心に「水に挿した花」が流れ始めた。

                     「初夏の水鏡」20号
 
オタマジャクシ・ヤゴ・ゲンゴロウ・ミズスマシ・ホウネンエビ・カブトエビ・タイコウチ・タガメ・・・水温む頃の田圃も見ていて飽きない。
                   「風雨近し」3号 
 
                    神戸市 垂水区

西舞子の海辺に立って潮風の匂いをかぐと懐かしさと清々しさとで心が洗われる思いがする。台風がやって来る二日前。こんな明石海峡もいい。
「夜の始まり」(個人蔵)10号
 
神戸市
 
中央図書館で昔の写真を参考に描いたもの。もう少し想像を膨らませて描いてもよかったかな・・・
                   「華の窓辺」(個人蔵)4号
 
                        宝塚市
 
勤め人時代にお世話になった方のお屋敷の一画。阪神大震災でもさしたる被害は無かったとの事。傾斜地の庭には山葵が生え、沢蟹が歩く。ご夫妻で丹精込めた桜の木々が春になると一斉に声を上げ始める。邸宅の庭は隠れた名園であった。おそらく今も。
「尽きぬ問わず語り」(個人蔵)6号
  
                      滋賀県 東近江市
 
農作業中の農家のお嫁さん。近所のお婆ちゃんに捉まって仕方なく話し相手に。だけど話好きのお婆ちゃんの饒舌は止まらない。



◆種別:油絵
◆支持体:シナベニヤパネルにジェッソ重ね塗り
◆価格は標準的なサイズで4万円/号(税別)です。15号以上は面積過大減価率を設けています。詳しくはメールにてお問合せ下さい。
◆(個人蔵)(法人蔵)(団体蔵)と記載の作品は販売譲渡済のものです。

◆写真は色彩・明るさ・細密度など再現性の点で実物と多少相違します。

お問合せは:wakatakeni@nifty.com
 
過去の作品の一部は「谷口和正アートギャラリー」「TANIGUCHI Kazumasa Art Gallery」などでも検索できます。1から3桁までの数字を適当に加えて下さい。例:「谷口和正アートギャラリー 16」など(2022年4月現在で150番台まで)

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